現代法研究所建石プロジェクト主催
国際女性デ―記念シンポジウム「日仏における第三者の介入する生殖医療と法:誰の権利をどのようにまもるのか」
第三者の介入する生殖補助医療-当事者の権利をどのように保護するのか。
日本は、生殖補助医療の実施数、施設数では世界一。しかし法律はない。フランスは、生命倫理法によって生殖補助医療は規律されている。が、近年のヨーロッパ人権裁判所判例は法曹界を揺るがしている。権利保護と公序の均衡をとるために必要な要件は何なのか。当事者の声を通じて、そして日仏の法制度の比較的考察から答えを探る。
日時:2016年3月12日(土) 10:00~18:30日本は、生殖補助医療の実施数、施設数では世界一。しかし法律はない。フランスは、生命倫理法によって生殖補助医療は規律されている。が、近年のヨーロッパ人権裁判所判例は法曹界を揺るがしている。権利保護と公序の均衡をとるために必要な要件は何なのか。当事者の声を通じて、そして日仏の法制度の比較的考察から答えを探る。
場所:日仏会館 1階ホール
東京都渋谷田区恵比寿3-9-25
講師:【第1部】フランソワ・ヴィアラ氏(モンペリエ大学)
建石 真公子氏(法政大学)
【第2部】柘植 あづみ氏(明治学院大学)
川村 百合氏(弁護士)
東 小雪氏(作家・アクティビスト)
清水 清美氏(城西国際大学)
【第3部】ティエリー・ルヌー氏(エクス=マルセイユ大学)
和田 幹彦氏(法政大学)
申し込み 日仏会館HPより
http://www.mfj.gr.jp/agenda/2016/03/12/20160312_journee_femme/index_ja.php
※詳細はこちらをご覧ください。
<プログラム>
総合司会 佐藤浩子氏(日仏女性研究学会、川村学園女子大学名誉教授)
第I部 10:00~12:00
生殖補助医療の法制化をめぐる対照的な二つの国-フランスと日本-
司会 石田久仁子氏(日仏女性研究学会)
開会挨拶 Marquet所長
①基調講演 10:00~11:00
フランス生命倫理法の現状と課題
Pr.François Vialla(Université de Montpellier)
②基調講演11:00~11:40
「日本における第三者の介入する生殖補助医療の法制化」の課題
建石真公子(法政大学)
質疑 11:40~12:00
第II部 13:30~15:30
精子提供、卵子提供-当事者の権利「個人・カップル・家族」の尊重
司会 小門穂氏(大阪大学)
①親:生殖の自由とその規制 柘植あづみ氏(明治学院大学)
②子:出自を知る権利 川村百合氏(弁護士)
③同性愛カップルの家族を作る権利 東小雪氏(作家・アクティビスト)
④医療の立場から 清水清美氏(城西国際大学)
質疑
第III部 15:50~17:20
第三者の介入する生殖補助医療の規制と裁判所の役割
司会 來田享子氏(中京大学)
①フランスにおける代理母禁止法制と親子関係に関する司法判断
Pr.Thierry Renoux(Université d’Aix-Marseille)
②日本における生殖補助医療における親子関係と司法判断
和田幹彦氏(法政大学)
質疑
第IV部 17:30~18:30 ラウンドテーブル「生殖補助医療をめぐる権利と規制-女性の権利・子の権利・人間の尊厳・医療・司法」
登壇者
閉会挨拶 佐藤浩子氏(日仏女性研究学会、川村学園女子大学名誉教授)
レセプション
主催:法政大学ボアソナード記念現代法研究所
共催:日仏女性研究学会・日仏会館フランス事務所
後援:ジェンダー法学会、日本女性法律家協会